MENU

【ゲーム業界】ゲームクリエイターの仕事は「誰かを楽しませること」

2020 2/14
【ゲーム業界】ゲームクリエイターの仕事は「誰かを楽しませること」

この記事では、ゲームクリエイターという職業について軽くお話してみようと思います。
 

目次

ゲームクリエイターとは?

ざっくり言うと「ゲームの制作をしている人々の総称」です。
これくらいは知っている、と言われそうです。

一般的にはテレビゲームやスマホゲームなどの開発者を指して使われることが多いですが
デジタルゲームだけでなく、アナログゲーム(ボードゲームやカードゲーム)の制作者などもゲームクリエイターと呼べますよね。
多くの人に楽しさや感動など、様々な感情を与えることが出来る職業。それがゲームクリエイターです。

プロジェクト全ての総監督である「プロデューサー」。
開発チームを指揮する「ディレクター」。
デジタルゲームであれば、ゲーム内容やシナリオ、バランスと言った根幹を考える「プランナー」。
登場するキャラクターや背景などを作り上げる「デザイナー」。
決められた内容通りにゲームが動くよう挙動を実装する「プログラマー」。

などなど、ゲームの開発には、様々な職種の人々が関わります。
職種については別の記事に書くとして、まず開発の流れをお話していきましょう。
 

ゲームを作るまでの流れって?

プロジェクトによって変化するため、細かな部分は割愛しますが

①ディレクター/プランナーがゲームの基本企画を考える
②開発が決まった企画の仕様(システム詳細など)を詰めつつ、 仕様書というゲームの設計資料を作る
③仕様書に沿って、デザイナーとプログラマーが作業を進める
④開発しながら追加分の仕様書をまとめたり、改善点を随時修正していく
⑤完成したゲームのデバッグを行い不具合修正
⑥リリース
⑦オンラインゲームであれば運営。引き続き②~⑥

大体このような流れとなります。大体ね。

私は各役職の動きを説明する際、建築に例えたりします

ディレクター/プランナーが建築物の設計図(企画書→仕様書)を作り、必要な資材の発注など行いつつスケジュール管理。
デザイナーが指示通りの木材やブロックなどの資材(デザインデータ)を準備してプログラマーに渡し、
プログラマーが設計図に従って工事(プログラム実装)を行う・・・。

簡単な例えですが、ちょっとだけイメージしやすくないですかね?
建築のことは詳しくないので、詳細は違うかもしれませんがご了承ください(笑)
 

ゲームクリエイターは制約の中から楽しさを生み出す仕事

ゲームを作ってお金がもらえるなんて羨ましい!
自分の好きなように作れるのって楽しそう!

ゲームを作るという仕事に、こういう感想を持たれる方もいるかも知れません。
しかし実際はとても難しく、思い通りにいかない仕事です

会社が仕事としてやっているので、当然様々な制約があります。 開発費だったり、開発期間だったり。
アニメなど版権タイトルのゲーム化であれば、作品ごとのルールを守らなければなりません。

与えられた条件の中で、ユーザーが楽しむための最善策を求める
それがプロのゲームクリエイターです。

他の記事で似たお話を書いたこともありますが、制約によって心が苦しくなることも。。。

話を戻しましょう。

内容を考える中で、当然ですが自分好みの提案をごり押しなんてしてはいけません。
開発中のゲームはどんなコンセプトなのか。誰がターゲットなのか。求められている機能は何なのか。
そして、ユーザーのことを考えつつどうやって利益を生み出すのか
ユーザーが楽しめることを前提とし、ゲーム存続のための利益も気にする。難しい、悩ましい部分ですね。

この仕事はどんな人に向いているのか?と聞かれたら
私の場合、「ゲームが好きな人」‥‥ではなく。
誰かを楽しませること、笑顔にするのが好きな人」だと答えますね。

就活中の学生には、

楽しいゲームを作るために、“オタク”として色々なゲーム、遊びを勉強することは大事。
ただし、単なるファン、ゲーム大好きなだけの“オタク”なら考え方を切り替えよう。

といった内容の話を毎年伝えています。
 

ユーザーの思考を読み、自然なプレイを誘導する
~ついやってしまう体験の作り方~

皆さん、普段は深いことを考えずゲームを楽しんでいると思います。
それで良いんです。それが良いんです。

例えば、ゲームを遊んでいて

「次はこうしろ」
「あそこに向かってアレを動かせ」
「あのマークの上でジャンプするといいぞ」

などと一つ一つ指示されても、淡々とおつかいをさせられている気持になったり
自分でクリアした喜びが得られなかったりと、楽しくないと思います。

上手く楽しさを作っているゲームというのは、ユーザーを自然と誘導
遊んでいる本人が「自分の力で謎を解いた!敵を倒した!俺すげー!」などと気持ちよくなるようにしてくれるんですね。
ゲーム中にヒントをさりげなく組み込み、ユーザー自身のプレイングを成長させる。これが楽しいゲームを作るためのテクニックの一つです。

プランナーの心理誘導やゲームデザイン、デザイナーのグラフィックやアニメーション表現、プログラマーの綺麗な処理実装による没入感。
全員の力で、ゲームの楽しさは生まれるのです。
 

ユーザーが楽しんでくれた時の喜びと達成感

この仕事の醍醐味は、やはりユーザーの楽しんでいる姿を目にできた時の嬉しさですね。

特に今の時代はSNSも発達し、遊んでくれているユーザーの生の声を聞きやすくなっているので
想定していた通りに楽しんで貰えているのを見聞きすると、「もっと楽しんでもらえるように頑張ろう!」とモチベーションも上がるものです。
逆に反応を見て反省することもたくさんありますが、それでも楽しんでくれているのを見ると
ハードなゲーム開発による疲れも回復しますね。

最近はブラック企業は減っています

ゲーム業界というと、どうしても「ハードワーク」「残業が多い」と言ったマイナスイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
確かに昔はそうでした。でも今は、ブラック企業と呼ばれる会社も残る中で、少しずつ変わってきています。
興味のある方はこちらの記事をどうぞ。

さいごに

まだまだ仕事についての一部しか書いていませんが、如何でしょうか?
ゲームが大好きである以上に、他人のことを思う気持ちの強い方に向いている仕事だと、私は思っています。
(自分で言うのもアレですけど)

興味のある学生の方は、専門学校について調べてみると良いでしょう。このサイトでも色々な学校を比較しています。
資料請求は無料ですよ。

 
引き続き、それぞれの職種などについて書いていきますね。
ではでは。

0

コメント

コメントする

目次
閉じる