プレイステーション5対応の注目タイトル、「バイオハザード ヴィレッジ」。今年5/8の発売が発表されましたね。
また発売に先駆け、ビジュアルのクオリティを先行体験できる「MAIDEN」が配信されました。
発売までには本編の体験版が配信されるとのことですが、今回はビジュアル体験なので別名が与えられているようです。
MAIDENというのは作品に紐づいたものではなく、初配信という意味での名称ですかね。
今回配信されたMAIDENは、ビジュアル体験ということでPS5限定の体験版。
せっかくなのでプレイしてみましたが‥‥いやー、流石の緊張感でした。
このMAIDEN、前振りと意識の誘導、緊張と緩和が良くできており。ビックリ系ホラーではありますが、ただ驚かせてくるだけではない丁寧なゲームデザインに引き込まれました。
ネタバレになりそうな画像は見たい人だけ見えるように表示して書いていきますので、プレイ前の方もどうぞ。
序盤の方だけそのまま載せてみようと思います。
私は驚かせてくるホラーが得意ではない
タイトルにもありますが、私はホラー作品が得意ではありません。というかこれ系のホラーは苦手な部類。
怖い話が苦手とか大嫌いとかそういうわけでは無いのですが
いやあああもうこんなの絶対何か出てくるじゃあああんん!!
みたいなドッキリさせてくるタイプのホラーにビビるタイプです。
だってアレ、恐ろしいものを相手にする恐怖というより、突然ビックリさせられる恐怖が強いじゃないですか。そういうのあんまり好きじゃないですよ。ええ。
そんなわけなので、暗い建物の中をビビりながら進むプレイングをしていたわけですが
前述のとおり丁寧に作られたその中身に、しっかり楽しませて頂きました。
丁寧な前振りや誘導が組まれたゲームデザイン
プレイヤーが目を覚ました場所は日の当たらない地下牢。
周囲を探索すると、このようなメモが見つかります。
いつか、ここから逃げようとするあなたへ
このメモが、あなたを救う助けになるはず。
死にたくないなら、私を信じて。
まず、この独房から出なさい。
這いつくばってでも、手立てを探すのよ。
地下牢の出口のカギは隠されてるわ。
希望はいつだって、たくさんの血に濡れてる。
牢から出ると、部屋に行き当たるはず。
扉はまやかし。光差すところに本当の道はある。
行き止まりに見えても諦めないで。
きっと何かを見落としてる。
梯子が見えたら、もう地上は目の前よ。
だけど「あいつら」には気をつけて。
もし見つかったら…。
私は今晩、逃げるつもりよ。
あなたがうまくいくことを祈ってる。
わぁい。誰だか知らないけど丁寧なヒント。ありがとうございます。
このメモには少なくとも二つの意図があると思っております。
まずはプレイヤーが道に迷わないためのヒント。そしてもう一つは“プレイヤーに恐怖を想像させる”という役割です。
リアル脱出ゲームのファンなど文章を深読みすることに慣れている方からは、ほぼ直接的とも思えるメモですよね。
公式が今作を「ビジュアルを味わう体験版」と紹介しているように、一番大事なのはPS5での表現を楽しんでもらうこと。
初心者にもつまづかずに遊んでもらいたいが故のヒントというわけです。
そしてもう一つが、恐怖を想像させること。
梯子が見えたら、もう地上は目の前よ。
だけど「あいつら」には気をつけて。
もし見つかったら…。
この文章には「あいつらって一体何だろう」と霊や化け物を想像させたり、実際に梯子を目にした時に「何か出てくるのでは‥‥」という緊張感を与える役割があります。
この手のホラーって、プレイヤーが色々想像するから怖いんですよね。
あそこから何か飛び出してくるんじゃないか
あのドアを開けたら何かあるんじゃないか
などなど。
ホラーの作りとしては、如何にしてプレイヤーに想像力を働かせるかが勝負になってきます。(他にもありますが)
ゲームを進めている最中にも、どこかから足音や物音が聞こえてきたり、「ここにコレがあるということは‥‥?」みたいな前振り要素が散りばめられています。
デザインを冷静に分析しつつビビる道中
上記のようなことを分析しつつ「よくできてますなぁ」などと思いながら、どこからドッキリ要素が飛び出してくるかとビビりながら歩いていました。
血に濡れた拷問器具。
転がっている死体や骨。
物陰や曲がり角だらけのマップ。
壁の向こうから急に聞こえる物音。
目線の先を横切る謎の影。足音。
想像力を掻き立てるモノだらけなので、ちょっと先に進むにもドキドキです。
もちろんただそういうものを配置すれば良いわけではなく、視界に入るタイミングなどは計算されているかと。
先に言ってしまうとドッキリシーン自体は控えめなのですが
想像させる
↓
恐怖でドキドキしてもらう
という流れ自体が構築できており、しっかり怖いです。
雑に驚かせるだけのゲームではないですね。
ゲーム自体から心臓の鼓動音を出すことでプレイヤーの心拍も自然と操る、などといった基本デザインも当然仕込まれていますよ。
怖がるな。考えるな。大事なのは勢いだ。
ゲームデザインに感嘆としつつ、引き続き高鳴る私の心臓。
「絶対なんか出てくるじゃーん」と想像するとどうしても緊張しますよね。出てこないことの方が絶対多いのにね。
そんなわけで考えました。そして気付きました。
何も考えずに走れば良いと。変なのが出てきても、画面が揺れていればさほど驚かないのではないかと。
今思えば、これお化け屋敷で逃げ回っている人では‥‥?
まぁ曲がり角やドアの先を見て怖がるよりは良いと思います。
逃げ切る最後まで油断してはいけない
体験版の後半では、簡単な探索も楽しめます。
見つけたアイテムはしっかり調べることが大事。そんなに難しくないのでチュートリアルみたいなものではありますが、モノを探すために動き回るという行為で緊張感を楽しめますよ。
そして、緊張感を与える⇒緊張を緩和させる ‥‥という流れからの‥‥。フフフフフ。
一部シーンのキャプチャを貼っておきますので、見たい方は以下をクリック(タップ)してください。
また、例の「あいつら」が気になる人は以下をどうぞ。
ゲームをプレイできる環境であれば、見ずにゲームを進める方が楽しめると思いますが‥‥「何も知らないと怖すぎる」と感じる方は強がらずに。
3Dオーディオ対応。ぜひ純正ヘッドセットで
こちらのタイトルですが、3Dオーディオに対応しております。
私はPS5の純正ヘッドセットを付けて挑戦したわけですが、周囲から色々なものが聞こえてくる感覚が恐怖を増幅させてくれましたね。
途中落ち着くために外しました(笑)
左右や背後だけでなく、上から聴こえてくる足音までもリアルに感じ取れるので、より一層没入感を楽しみたい方は対応ヘッドホンを使いましょう。
次回の体験版配信を楽しみに待とう
前述のとおり、今回はグラフィックを味わうための体験版。
今後は発売日までに、別途本編の体験版が春頃配信予定となっています。
今作はPS5限定でしたが、次回の体験版は各ハード向けに出るそうなので、バイオハザードファンは楽しみに待ちましょう。
コメント
コメント一覧 (8件)
かなりコメントが遅れてしまいました。すみませんm(_ _)m
体験版面白そうですね〜。怖い系ゲームは結構無理なんですけどやっぱりやりたくなっちゃいますよね?wなんかこう、ほん怖は怖いけど見てみたい!みたいな感じですw
バイオハザードの体験版ってことは買わなくても元から入ってるんですか?
コメント有難うございます。
そうですね、怖いもの見たさという言葉もあるように
心理的にも「怖い‥‥でもどうなるのか気になる」という好奇心からくる気持ちや
予想通りの展開が待っているのかな、という興味などが考えられますね。
緊張によるドキドキが、過ぎ去ってしまえば楽しさに感じてしまうのも麻薬的な脳の楽しさがあるのかもしれません。
ゲームを購入する方法に、パッケージ版(実物のゲームカードやディスク)とダウンロード版があるのはご存知ですか?
体験版は各ゲームハード固有のダウンロード用のショップなどから、無料でダウンロードすることになります。
本体の空き容量と、ネットが固定回線でなければ通信量に気を付ける必要がありますね。
昨夜、このゲームの実況をYouTubeで見てきました。敵が二人出てきましたね。
ゾンビじゃなくて吸血鬼と鉤爪女が出てくるなんて結構変わったんですかね?
うぇるさんは何か知っていますか?5月8日にバイオハザード8が発売されるそうです。楽しみですね。
こんにちは。
バイオハザードシリーズと言えばゾンビというイメージが強いと思いますが、
ウィルスなど様々な要因と世界観が絡み、単純なゾンビ以外の敵も結構存在しているんですよね。
ただ今回の体験版で登場した敵は、今までのものとも違う、地域の伝承や悪魔のようなものを感じます。
過去のシリーズとどう絡み合っていくのか楽しみですね。
‥‥ビクビクしながらプレイするかどうかは考えておくとします(笑)
調べてみたところドミトレスクという290センチメートルの夫人が某鉤爪女らしいです。うぇるさんはもう知っていましたか?
いや〜、今回のバイオはヴァンパイアホラーか〜。楽しみです。っていっても僕はまだプレイできないですがwできたらうぇるさん、バイオ8が出たらプレイして感想を申し訳ございませんがブログにあげてくれませんか?強制ではないです。
そうですね、調べられる情報としては知っていました。
ゾンビほど不気味ではないから良いのか、現実に近い見た目だと怖くなる人も多いのか、反応が気になりますね。
正直、記事の通りホラーは得意ではないのですが‥‥笑
他に遊ぶゲームとの兼ね合いで、時間&気分と相談してみたいと思います。
テスト終わった〜←関係無えw
最近は友達とあんまり遊んでおらず、受験が近づいてきました。遊びたいw
↑だから関係無えw
バイオハザードに関して気になったことがあったので質問させていただきます。
ゲームバイオハザード7以降、ゾンビが出てきておりませんが、6作目で映画みたいにワクチン使ってゾンビは死滅したんでしょうか。それか、1から6作目でまだ、ゾンビ問題は解決しておらず、7部からは別の世界の物語って感じになっているんでしょうか?で、9部は6部からの続きでゾンビ問題に終止符をつけるですかね。
結構前ですが、とあるユーチューバーのヴィレッジ実況動画を見たんですが、イーサンが死んでちょっぴり泣いてました。フィクションなのに実況見るほどキャラクターに情が移って。これまで生きていた人が死ぬのは悲しいです。
うぇるさんは閲覧されましたでしょうか?9部は僕の言ったことが正しければ6部の続きからか、8部の続きでローズが主人公になるんでしょうか?結構先になりますが、次作、どんなものか興味津々です。
お久しぶりのコメント有難うございます。
私はやっていないシリーズも多い為記憶が曖昧になっている点も多々あり、あまり明確なことも言いづらいのですが‥‥
ゾンビがどうなったのか、という点についてはあやふやにしているところもあると思います。
バイオ7から明らかにゾンビではないものを敵とした件については、プレイヤーの体験を新鮮なモノにしたい(ゾンビだとヘッドショットで死ぬというイメージがついてしまっている)という考え方をインタビューで語っていましたので
ゾンビからの脱却はゲームデザインに伴うものであり、ゾンビに関してはしっかりとした答えを準備せずに、今後への含みとしているのではないでしょうか。
(間違っていたら申し訳ないですが)
「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」という映画がちょうど発表されまして、こちらゾンビも出てきており、初代あたりを意識しているように感じます。
完全にゾンビを断ち切ったことを公式情報にしてしまうと、こういうコンテンツへの反応も変わってきますし
作りづらさが出てきかねませんから。
Youtubeについてはあまり見ませんね。
開発者側としては、ストーリーなどネタバレ要素のあるゲーム内容をそのままアップされるのは、複雑なところもあるので‥‥