都心部では3月から続く自粛期間。皆さんどのようにお過ごしでしょうか。
私は封じられてしまった趣味も多いですが、ゲームなど室内趣味のおかげで楽しく自粛しております。
とは言え不安なのは運動不足。
他の記事にもあるように、私は毎年フルマラソンに出場したりと普段から鍛えてはいるのですが
出歩くことがほぼなくなり、毎日ガッツリと運動部員のような食事や甘いものを楽しんでいたところ、筋力が落ちて脂肪がついてしまい‥‥(泣)
ちょうどいい機会なので、しっかり身体の絞り方を見直すため、体脂肪率などを細かく計測できる体組成計を購入しました。
検証したところ精度も悪くなさそうなのでレビューしようかと。4人までデータを登録できるのも、家族で使えて良いですね。
アイキャッチの写真は何故、デビルメイクライVのソフトと一緒に撮影しているのか?
ゲーム開発者のサイトだしなぁっていう、独自色を出したかったことで生まれたサイズ比較です(笑)
~2020/6/14追記~
購入から一ヵ月、毎日乗っていますが大満足です。
折れ線グラフで長期的な変化を確認できるのが、モチベーションに繋がっています。
欲しかったのは両手両足計測の体組成計
購入する機種のポイントとして、長年使う為に
- 体重だけではなく、様々なデータを計測できる
- アプリと連動して管理できる
- 精度が最低限は安心できる
という点を気にして探しました。
そうすると、一般的な体重計の様に乗るだけで計測するタイプではなく、両手両足を使って計測するタイプ一択だと思ったんですよね。
安いからと言って精度の低いものを使い続けても、間違ったものを信用し続けることになりかねません。
体組成計は、身体に微弱な電気を流し、その抵抗値によって筋肉量や脂肪などを計測します。
乗るだけで計測する機種は上半身の隅々まで正しく計測するのが難しい為、下半身の筋肉量や脂肪量に左右されやすいと言われます。
そういった考えから、両手も使って計測できるタイプとして
オムロンの最新機種であるKRD-703Tと、タニタのRD-800/RD-801/RD-802 シリーズに絞りました。
RD-800/RD-801/RD-802と比較し、口コミを参考にこちらを選んだ理由
KRD-703Tに8000円くらい足せば、タニタのRD-800も買えたんですが
色々調べてオムロンのKRD-703Tにしました。
購入者のレビューや口コミを参考にしつつ、詳細の書かれていない少数の意見には流されないのが好ましい話。それは勿論このサイトも同じで、一つの参考程度にしてもらえたらと思っています。(自分で言うのもアレですけど)
ただ色々見て回っていると、無視できない多数からの意見があったんですね。
それが、「タニタはスマホの連動アプリが使いづらい」という話です。
流石に多かったので、連動アプリの評価点を見てみたのですが‥‥確かにオムロンの方が圧倒的に高評価を得ていました。
オムロン製品の連動アプリが「OMRON connect」、タニタ製品の連動アプリが「ヘルスプラネット」です。
GooglePlay | AppStore | |
OMRON connect | 3.9 | 4.4 |
ヘルスプラネット | 2.1 | 1.9 |
※評価点は、2020/05/19時点のものになります。
アプリ連動って、日々の管理やモチベーションには大事だと思うんですよね。
価格の違いや精度のレビューなど総合的に考えて、 KRD-703T を購入しました。
タニタのRD-800~は何が優れているかと言うと、部位別の筋質点数などといった詳細データを計測できる部分です。
アスリートとして細かくチェックしたい方はそちらを検討するのも良いでしょうが、 KRD-703T でも部位別の体脂肪率や骨格筋率を計測できるので私には十分かなと。
オムロンだとHBF-228やHBF-230なども人気機種ですが、上半身の精度も気にする方はこの機種がオススメです。
ちなみにこちらが開封時の写真。
説明書と、アプリに詳しくない方向けのセットアップガイドが付いています。
セットアップガイドは裏面も記載がありますよ。
アプリ 「OMRON connect」 ~パネルやグラフ表示~
ホームページなどで把握できますが、アプリについて簡単に紹介しておきます。
アプリ登録時の注意
機器の購入時、機器側でなくアプリで先に登録を行うのが楽です。
住んでいる地域や生年月日、身長を登録します。
「機器との通信に失敗しました」と表示される場合、スマホのBluetoothとGPSが両方正しくONになっていることを確認してください。
計測データを反映させる際も、どちらかOFFにしていると上手くいきません。
アプリで見られる項目
KRD-703Tでは、大きく以下の8項目を計測出来ます。
- 体重
- 体脂肪率
- 皮下脂肪率(全身/両腕/体幹/両脚)
- 骨格筋率 (全身/両腕/体幹/両脚)
- 内臓脂肪レベル
- 基礎代謝
- 体年齢
- BMI
画面表示イメージが伝わるよう、縦長連続キャプチャを行ってみました(計測前)。
表示パネルの位置は入れ替え可能で、オムロン製の血圧計や活動量計を買えば、そのパネルも一緒に表示させられます。
また各パネルをタップすることで、日々の変化をグラフで確認することが可能です。
記事冒頭では「4人までデータ登録が可能」と書きましたが、アプリ側でどの人のデータと連動するか設定するので
家族に数値を見られる心配も無いかと。
様々な機器の計測データを一つのアプリで管理できるのは、健康生活のために大きそうですね。
精度を確認してみる
結論から言いますと精度は良さそうです。‥‥と言っても、「この機種は他の機種より絶対数値が正しい」という話ではありません。
だって、世界で一番高精度なマシンと比較したわけでもないのです。
例えば、Aの機種の計測結果は体重65.0キロで体脂肪率12.0パーセント。Bの機種は体重65.5キロで体脂肪率12.8パーセントと表示されたとしましょう。
どっちが正しいかなんてわかりませんし、何なら市販品なんて全てちょっとズレているのではないでしょうか。
じゃあ今回は何をもって正確なのかと言うと、「その機種の基準からの計測ブレの少なさ」だと考えます。
例えば。体脂肪率が正しい値よりちょっと少なく表示されてしまうマシンだとしても
その差がいつもほぼ同じなのであれば、自身の肉体管理としては何の問題も無いですよね。
一番問題なのは、同じ条件で計測しても結果がコロコロ変わってしまうことです。
そんなわけで、間髪入れずに連続で計測し、確認した誤差を記載します。
項目が多いので表は二分割です。
体重(kg) | 体脂肪率(%) | 皮下脂肪率(%) | 骨格筋率 (%) | |
1回目 (仮基準値) | ——— | ——— | ——— | ——— |
2回目 | ±0.0 | +0.1 | ±0.0 | -0.1 |
3回目 | ±0.0 | -0.2 | -0.2 | +0.1 |
4回目 | +0.3 | -0.2 | -0.1 | +0.1 |
内臓脂肪レベル (level) | 基礎代謝(kcal) | 体年齢(才) | BMI | |
1回目 (仮基準値) | ——— | ——— | ——— | ——— |
2回目 | ±0.0 | +2 | ±0 | -0.1 |
3回目 | ±0.0 | -4 | ±0 | -0.1 |
4回目 | ±0.0 | ±0 | ±0 | ±0.0 |
1回目の計測が一番正確値に近いとは言いきれませんが、そもそものブレがかなり小さいです。
ブレが不満として挙がりがちな体組成計において、これは優秀なのではないでしょうか。
不安な方は、普段から一度に数回くらい計測しても良いと思います。
1回の計測は、姿勢を安定させてから5秒程度で完了しますよ。
計測の際、説明書を参考にして正しい姿勢を維持するのは勿論
姿勢やグリップの握り方などが、毎回同じになるよう注意するのも重要です。
ただ姿勢に気を付けて毎日同じ時間に測っていても、体脂肪率などはたまに突然数値が上がることがあります。
むくみや身体の水分量でどうしてもブレは発生するようなので、1日の変化にビクビクせず継続してトレーニングを続けましょう。
努力すれば太っている方ほど体脂肪率はぐんぐん落ちていきますし、上がる日があっても長期的に見れば、グラフは右肩下がりになっていることでしょう。
説明書に記載の、オススメの時間帯などもご確認ください。
運動モチベーションの好循環
これを買うと、まず「よし!毎日乗って活用しよう!」という気持ちになります。
そして、毎日乗って変化を楽しみたい、身体が引き締まるのを見ていきたい。と思ったのなら最高の第一歩。
毎日少しずつでも運動するための、大きなモチベーションになるはずです。
運動を始めた直後にガンガン体重や体脂肪が落ちるわけでは無いですが、身体のスイッチが入ってからは続けるだけ効果が現れます。筋肉が増えてからが楽しさの始まりなので、“毎日運動。毎日計る。”を習慣にしましょう。
無酸素運動(筋トレ)⇒有酸素運動⇒プロテイン摂取 がベスト‥‥と言っても、最初から張り切りすぎても疲れちゃうので
こだわりすぎずちょっとずつやるだけで十分です。
私は筋トレとランニングを組み合わせたり、テレビや動画を見ながら30分の筋トレ+30分の有酸素運動を続けたりしています。
自分のペースで楽しんで運動しましょう。
コンパクトで使いやすく、筋トレやダイエットにオススメ
機能ばかり紹介しましたが、サイズも 【幅 約300 × 奥行き 約325 × 厚さ 約51mm 】とコンパクト。
リビングに置いておけば、毎日決まったタイミングで計測するのも手間ではないですよね。
普通の体重計よりちょっとお高く感じるのは確かですが、日々計測して自分自身と向き合うとプレッシャーになりますし
何度も言うように、数値が変化する嬉しさがモチベーションに繋がります。
あと、「高いものを買ったし活用しないと‥‥」という気持ちも働くものです。
5年、10年と使っていくと思えば、月々の費用なんて微々たるものですしね。迷っている方は在庫のあるうちに購入を検討してみてはいかがでしょうか。