前回仁王2のレビュー記事を書いてから、結構経ってしまいました。
何故って?どうぶつの森が発売されちゃったから仕方ないね。仁王のハードさから離れて癒されに向かっちゃったね。
記事に反響はあったのになんだか申し訳なさがあります。
どうぶつの森、楽しみ方が分かってきたあたりで不満というかモチベーション下降ポイントも多々出てきますが
買った価格分は間違いなく楽しめるやつです。
で、そうは言いつつ仁王2もボチボチ進めてましたので、今の気持ちを書いてみようかと思います。
精神的に疲れた。
人には好みがありますので、ファンも大勢いるという前提で記事をお読みください。
人を選ぶ尖った作品自体は私も嫌いではないですし、逆に興味を持った方は是非プレイを。
前回の記事で、ゲーム開発者目線で見た「死にゲー」のデザインについて記載しております。
この記事にもつながっておりますので、お時間があれば以下から先にどうぞ。
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つまらないとは言わずとも、ただただ面倒なステージ
先に書いておくと、正直心が折れそうになったことによる「完結?」です。
もう遊びたくないとは言いませんが、優先的にプレイする気力が減っております‥‥
以前の記事にも分析を書きましたように、このゲームは面倒な要素が多いです。
部分部分の難易度はこれくらいでも良いと思うんですよ。繰り返し難しい個所に挑んで、少しずつ戦い方を学んでいけば、苦戦していた相手が突然楽に感じることもありますし。
ただやっぱり、その「繰り返し挑戦して学ぶ」が非常に面倒くさい。
パターンを憶えれば苦も無く倒せる雑魚、というのは様々なゲームに出現してきますが
- そいつらの耐久力が無駄に高い。
- ちまちまと同じパターンの戦い方を繰り返すので時間がかかる。
- そこで集中力が落ちると、雑魚からボスレベルの大ダメージを受ける。
- しかし回復しに帰ると、また雑魚が復活している。
- 雑魚は無視するのが早いことに気付くが、結果囲まれると対処が難しくなる。
- 一度死ぬと、まず死んだ場所まで行って獲得物を回収する必要がある。
- マップの探索が大変であり、その最中に初見殺しで死ぬ。
ゲームが上手い下手とかそういう問題ではなくなってきます。。。
ギリギリのアクションが楽しみたいのであって、面倒なマップ探索がやりたいわけでは無いのです。
「慣れれば簡単になるよw下手なだけw」 と言われましても、慣れるまでやりたいかと言われると、辞める人が一定数いるのではないでしょうか。
ボス戦だけは楽しいが、それすら繰り返しづらい
前作から遊んでいる方々の意見を見てみていても、
「道中は面倒」
「ボスは楽しい」
という意見が散見され、ゲーム全体に対しての評価は分かれているようです。
私自身も、ボス戦は好きなんですよね。
ただステージによっては、ボスに倒されるたび、再開地点からボスの場所までしばらく走らされることもあり
折角の「強敵に繰り返し挑み、打開策を探して乗り越える」という最大級の楽しさまで邪魔されます。
このゲームが与えたい楽しみ(コンセプト)を考える
死にゲーファンからも賛否が分かれてしまっておりますが、ハマる人にはとことんハマっているタイトルなのは確か。
ここまで悪口しか言っていないものの「もう少しやれば乗り越えられるかも‥‥」という中毒性だったり、苦戦した相手を倒した時の爽快感はやっぱり存在します。
ただそういった要素は、わざわざ面倒くさい様々な仕様を加えなくても実現できるモノ。
このタイトルは、死にゲーの楽しさに
・長期的なギリギリの緊張感を加える
・スキルや武器などの要素を複雑化し、やり込みや「自分なりのやり方」を与える
と言った要素を加えることでゲームの独自化を図りつつストレスを与え、達成感の増加を目指したのかも?
発売一か月後の時点で、Amazonレビューが★3.5というのも
理解して購入し高評価をつけた既存ファンと、「聞いたことあるし買ってみよう」で遊んでみて合わなかった人の二極化を感じます。
※追記
2022年にはAmazonレビューだと★4.2まで上がっています。
「こういうヒリヒリしたゲームは大好きだ!」という人だけ理解して購入し、好きな人にはしっかり刺さっているのでしょうね。
ストレスというのは反動での気持ちよさに繋がるため、設計上必要だったりもします。
「適度なストレス」と「溜め込んだストレスをぶつける気持ちよさ」のデザインは中々に難しいものです。
仁王2は私には合わなかったですが、目指したターゲットであろうコアファンに対しては、狙い通りだったかもしれません。
「めんどくさい」感情を今後どうしよう
繰り返しますが、面白さよりストレスが上回るだけでつまらないとは思わないので、モチベーションが復活すればチマチマ遊ぶと思います。
ただ、マップの探索中に度々死んで時間がかかるくらいなら、マップ攻略は基本見ながらかな‥‥
それでもボスバトルの楽しさは味わえますしね。
※追記
高難易度アクションとして話題になった『Returnal(リターナル)』は、個人的に大当たりでした。
理不尽さが少なく、自身のプレイの成長を感じられるゲームです。